テレビ番組でタイアップ物が多くなりましたが、テレビ朝日系バラエティ番組「シルシルミシル」はその先駆けと言っていいかもしれません。
しかし、シルシルミシルは現在その他のタイアップモノとは違うとんでもない進化を遂げています。
それはナレーションがバカリズム+作家さんで番組の独自の意思を持ち始めているということです。
ある時は進行のくりぃむしちゅーの上田さんを勝手に極悪人に仕立て上げ、あるときは会社の現場に勝手に不信感を抱き、ある時は会社に子どもの夢を守れと言ってプレゼントを強要し、ある時は働く社員さんを無理がある例えに当てはめて褒め、ある時は会社の可愛い社員を「僕の〇〇さんに手を出すな!」と勝手に片思い。
見ていてひどく呆れることうけあいです。
とにかく別人格としてナレーションの範囲を逸脱して暴れまくっているのです。
もはや、この番組はくりぃむしちゅーの番組ではなく、このナレーションが主役を張っているといっていい形となっているのです。
しかし、この破壊的ナレーションがあることで会社を一方的に褒めたりせず、ある程度の距離を保つことになっているのです。
この絶妙のバランスこそがシルシルミシルの一番の魅力と言っていいのかもしれません。