2011年5月4日水曜日

審判を下すカタルシス「キングコングのあるコトないコト」

メ~テレ(NBN)製作「キングコングのあるコトないコト」は、ちまたにあふれる情報の本当か嘘かを楽しく検証するバラエティ番組です。
まず毎回設けられたテーマに沿った意外なエピソードや秘話をキングコングやゲストが披露します。
そして後半、スタッフルームのリサーチャー達の調査によってその情報の真偽がはっきりと下されるのです。
その結果によって時に喜んだり、時に驚いたり、時に落ち込む出演者達の反応がとても面白いのです。
情報化社会によって、この世の中には数え切れないほどの情報があふれることになりました。
にもかかわらず、その真偽をはっきりさせないまま通り過ぎてしまうことがとかく世の中は多いです。
あるコトないコト」はそんな中でその曖昧にさせておいた部分に目をつけた、とても面白い番組だと私は思いました。
知識の量を競おうとして数々のクイズ番組が誕生し、知識の実用化をうたって健康番組が誕生し、無駄知識を感心させる番組としてトリビアの泉が誕生し、そして知識を検証するバラエティとして「あるコトないコト」が生まれたというのは興味深いです。
知識を検証するということを番組でエンターティメントとして昇華させるにまでテレビは成長したということを私は実感するのです。

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