2011年2月11日ピン芸日本一を決めるR-1ぐらんぷり2011決勝が開催されました。(関西テレビ系生中継で放送)
評価は様々でしたが、私はとても面白く観戦することが出来ましたのでここに感想を書きます。
キャプテン渡辺10点VSCOWCOW山田興志11点
キャプテン渡辺「借金あるある」
借金を狙うクズな人あるあるをひたすら言い切るクズな人漫談。
ヒドイ話をさわやかに言い切る姿勢が素敵でした。
わずか1点差!2回目も見てみたかった人でした。
COWCOW山田興志「早口言葉研修」
アナウンサーが早口言葉を指南する内容なのですが、5段のフリップタワーを使って徐々下へ崩していくというアイデアが秀逸でした。
キャプテン渡辺さんとは対照的に明るくそこが勝負を分けたのでしょうか。
AMEMIYA11点VSバッファロー吾郎木村10点
AMEMIYA「冷やし中華始めました」
あらびき団に出演し前々からお笑いファンの注目を集めていたAMEMIYAさん。
最初から切り札 「冷やし中華始めました」を出してきたことに敬意を表したいです。
しかし、あまりにも目にしてしまったせいか破壊力は少し落ちてきていました。
バッファロー吾郎木村「ベスト大賞」
様々な賞を発表する司会者木村さん。一種の大喜利だと思いました。
どうも事情により予選の時とは違い改変したようなのですが、今ひとつ私にはチョイスしたネタがピンときませんでした。
ナオユキ8点VSスリムクラブ真栄田13点
ナオユキ「夜道を一人歩いていたら」
日常によくあることをナオユキさんならではの独特の視点でぼやく……
そんなボヤキ漫談でした。
学校の先生への思いをラストに繋げるなど考えられたネタだったと思うのですが、時の人真栄田さんを上回るには今一歩パンチ力が足りなかったのかもしれません。
スリムクラブ真栄田「世紀末の男」
世紀末を生きる謎の男。
ただでさえキャラの強い真栄田さんが更にキャラをつくり、とても強烈なインパクトを残しました。
しかし、繰り出したボケは漫才の時ほど強烈ではなかった気がします。
佐久間一行12点VSヒューマン中村9点
佐久間一行「妖怪」
井戸から現れたのは……!?
そこ抜けの明るさと歌がなんとも魅力的でした。
ヒューマン中村「しょぼくして行こう」
物事を3段階でしょぼくしていこうというマイナスなシステムがなんとも魅力的でした。
いきなり佐久間さんとあたることになってしまったのは不運だったかもしれません。
準決勝
COWCOW山田興志6点VSAMEMIYA15点
COWCOW山田興志「早口言葉吾郎編」
2回目になったとたん苦しくなってしまったと思いました。
AMEMIYA「東京ウォーカーに載りました」
東京ウォーカーに載るということはプラスになりそうなのになぜか転落していく悲喜劇。
この時点だったら優勝だったと思います。
スリムクラブ真栄田6点VS佐久間一行15点
スリムクラブ真栄田「向かいの住人」
1回戦と同じスタイルなのですが、舞台が現実になってしまった時点でちょっと笑えない方向に行ってしまったかなと思いました。
1回戦の時よりパンチはさらに弱まってしまったような気がします。
佐久間一行「ジャングル住人あるある」
通じない現地語を話しながらのフリップ芸というアイデアに驚きました!
多分外国の方が見ても通じるんじゃないかと思いました。
決勝
AMEMIYA1票VS佐久間一行7票
AMEMIYA「この売り場から一等が出ました」
張り紙からかなりかけ離れてしまったと思います。
笑いの要素が随分なくなってしまい普通に泣ける歌になってしまいました。
昨年だったら優勝だったと思います。
佐久間一行「幼虫」
ここまで3通り全く別の芸をして見せたというのが脅威です。
3本の中では3番目だと思うのですが、しかし凄いです。
ということで優勝は佐久間一行さんでした!
おめでとうございます!