ナオユキさんを私が初めて見たのは、2008年の「R-1ぐらんぷり」敗者復活を決めるサバイバルステージの放送でした。
キャスケットにマントのような上着を羽織り、なんの疑いも持たず信じていたことに対して疑問をぼやくナオユキさんの漫談に、私は鮮烈な印象を持ちました。
その視点はいつも意外で、いつも地に足が付いていて、いつも温かい。
いつもそんな人を愛してやまない。
そんな感覚を抱かせるのです。
陰と陽なら陰の芸風でしょうし理屈っぽいとの意見も聞くのですが、私は違う視点を見せてくれることでホッとし、元気をもらっています。
そして決して力を入れたりしない飄々とした言動、キャラクターそのものが世の中へのツッコミなんだろうなと、見ているだけで嬉しくなるんです。
ナオユキさんは2009年のR-1ぐらんぷりでもサバイバルステージに進出し、2010年のR-1ぐらんぷりではついに決勝に進み、ファイナリストとなりました。
そのキャラらしく、少しずつ少しずつ前進しています(笑)
「いつもどおり」を心がけ、決してナオユキさんが変わることはないのでしょう。
そんなナオユキさんの魅力に、少しでも沢山の人が気づいてくれるといいなと私は願っています。