2011年2月25日金曜日

アウェイヒーロー「サンドウィッチマン」

「いつだってアウェイだ」と言ったのは確かサンドウィッチマンの富澤さんだったと思います。
私がサンドウィッチマンを初めて見たのはM-1グランプリ2007敗者復活でのことでした。
松本人志さんの「知らんわ~~」の一言は今でも忘れられません。
本当に皆「誰だ?」の状態だったのでしょう。
しかし、そのことをサンドウィッチマンは大きな大きな力に変えたのでした。
停滞ムードが漂っていた2007年大会に、キレのある伊達さんのツッコミにとぼけてとんでもないことを口走る富澤さんのボケを炸裂させた二人の漫才は、会場に大きな笑いと衝撃を与えました。
そしてそのまま一気に勝ち上がって優勝を手にしたのです。
彼らは実はコントを中心に活動するコント師でした。
当時はコントの賞レースが無かった為に、コントを漫才にして何度もM-1に挑戦していたのです。
初挑戦の時は1回戦敗退だったとか。
しかし粘り強く攻略の糸口を探り、ここまで上り詰めたのです。
また、吉本興業ではなくほぼ無名の小さな事務所に所属していた彼らは、事務所の力が大きな影響力となるテレビでの活躍を不安視されていましたが、立派に今日まで活躍しています。
サンドウィッチマンにはいつも「アウェイ」の状況が付きまとっているのです。
しかし彼らはそれをもろともしません。
アウェイだからこそ輝くヒーローに彼らはなったのだと、私は思います。