ドラゴンクエストⅢへの印象はとにかく「自由」であることでした。
主人公を男か女かにするのも自由。どのようなメンバー構成にするのも自由。旅をする人数も自由。どこへ向かうかも自由。
当時これには本当に驚かされました。
自分の意思がなかなか決められなかった私は、正直どうしたらいいのか戸惑ったほどです。
以降のドラゴンクエストシリーズはストーリーの部分が強くなり、次の自由度の高いドラゴンクエストをプレイするには「ドラゴンクエストⅨ」まで待たなくてはいけませんでした。
ロトシリーズ完結編であるストーリーはありましたが、そのことより世界地図に良く似たマップを行く旅は世界旅行に似ていて、その土地や店を巡り、話や買い物の方が楽しかったなあなどと思い出すのです。
特に日本人ですから「ジパング」の登場は嬉しくて、そこを舞台とした様々な出来事にはにやにやさせられっぱなしでありました。
まさにドラゴンクエストⅢは旅を疑似体験するRPGでありました。