2011年3月1日火曜日

全てをちゃらんぽらんにする男「ちゃらんぽらん冨好」

かつて一世を風靡したフジテレビ系バラエティ「爆笑レッドカーペット」は若手芸人さんの登竜門的番組でした。
そんな中にとんでもない人が一人急に入り込んできたのです。
その名はちゃらんぽらん冨好さん!
エクザイルの全員の名前をそらで語り、歌い踊る様は衝撃的でありました。
見るとけっこうなベテランなのになぜレッドカーペットに出演したのか?
私の興味はそこから始まりました。
もともと「ちゃらんぽらん」というコンビで活躍していたそうですが、相方さんが芸人を引退されたことでピン芸人に転向。
そこにいたるまでは様々な思いがあったようです……。
冨好さんはプロ野球西武ライオンズの熱烈なファンなのだそうですが、芸能活動が上手くいっていない時期にある西武の選手にこんなことを言われたそうです。
「何言ってるんだ。俺は、ひじがダメなら、もう野球ができないかもしれない。でも、お前にはしゃべれる口があるじゃないか。頑張りなさい」
その一言が冨好さんの意識を大きく変えたのだそうです。
冨好さんの芸は若者のカルチャーを自分のもののように語り倒し、さらには唄い踊ることもあるというギャップ芸です。
へたをすると「ミスマッチ」「痛々しい」という声が聞こえてきそうなのですが、冨好さんに一切の躊躇がありません。
どこまでの陽の光のように明るく(ナオユキさんとある種正反対)、突き抜けていてそんな常識などどうでも良くなる”ちゃらんぽらん”になってしまうのです。
私はそんなバイタリティあふれる冨好さんが大好きで仕方ありません。