2011年3月25日金曜日

名も無き人々に送るエール「タイムスクープハンター」

現在第2シーズン(第3シーズンも放送予定)までNHKが放送している歴史ドキュメント風ドラマ番組「タイムスクープハンター」が好きです。
歴史アーカイブス事業の一環の為、はるか未来タイムスクープ社から沢村惣一という記者が江戸時代や室町時代などへタイムスリップして詳しく追跡取材を行うという話なのですが、主役は飛脚であったり、落ち武者であったり、算術家であったりと、歴史上の有名人ではありません。
しかし、記者沢村惣一は丹念にその普通の人たちを追いかけてゆきます。
登場人物はみな架空ですが、そこに描かれる歴史風俗は事実を基にしたものでそのリアルさが助ける物語の深みは他の追随を許さないと思っています。
必死に強く……まるで皆、そこできちんと生きているようなのです!
そしてそこには「歴史を作ったのは名も無き人達である」というメッセージを痛烈に感じるのです。
ちなみに……予算の問題なのでしょうがこのメッセージになぞらえるように番組には有名な俳優さんはほとんど出てきません。
しかし、どんな有名人が出てくるドラマより私は心引き付けられたと言いたいです。