2011年4月28日木曜日

バカバカしいほどに燃える!「ジャスティス学園」

対戦格闘というジャンルが私は苦手です。
反射神経がない上に複雑な入力操作が出来ないのです。
しかし、プレイステーションで発売された対戦格闘ゲーム「私立ジャスティス学園」はバカバカしいほど燃える作りで私は夢中になったのでした。
199X年、日本各地の高校で多発する謎の暴行・誘拐事件。その事件の真相を解き明かすために生徒たちが立ち上がった!
という内容なのですが、日本で生活する一見普通の高校生や教師がとんでもない必殺技を使うというミスマッチぶり、ちりばめたスポコンパロディ、そしてそれを補って余りある熱血(暴走!?)ストーリーをどうしても知りたくて、私は初めて対戦格闘のソフトと専用コントローラーまで買ってしまったのです。
中でも登場キャラクター全員を主人公として動かせるという対戦格闘の利点を生かして、おじさん教師の脇役も主役のストーリーが用意されていたことには驚いてしまいました。
対戦格闘はプレイするには本当に敷居の高いジャンルです。
それを熱血ストーリーで乗り越えさせようとした「ジャスティス学園」は面白いテストケースだったのではないかと思います。
残念ながら2作目以降は続編が製作されず、その後の彼らが気になっているのですが、それは想像で楽しむしかないようです。

2011年4月24日日曜日

聞くことに長けた番組「ブラタモリ」

タモリさんによる街歩きNHK系番組「ブラタモリ」が好きです。
タモリさんが久保田アナと共に歩きながら街の歴史や様々な文化を探っていく番組なのですが、開始当初はテレビ朝日系バラエティ「タモリ倶楽部」との類似性を言われたりしました。
確かにこの2つの番組は似ています。
しかし、この二つの番組には「遊ぶ」ことと「聞く」ことの違いがあるように私は考えています。
「タモリ倶楽部」は事象を「遊ぶ」のに対し、「ブラタモリ」はとにかく事象を「聞く」ことに特化しているのです。
これはタモリさんという人がたえず一歩引く天才であり、様々な人から「聞く」ことが本当に上手い人だからなのでしょう。
この番組でのタモリさんは本当に「聞いて」います。
そしてタモリさんのフィルターを通すととても理解しやすい。
とにかく聞いて聞きまくることで様々な歴史・文化が浮かび上がり、それが番組の個性を形作っていっているのです。
もともとタモリさんは前面に出てくる人ではありませんが、その引いて聞くということ自体が「個性」になっていると評したのは爆笑問題の太田さんでした。
考えれば考えるほど、タモリさんが浮かび上がってくる「ブラタモリ」は、タモリさんの「聞く」個性にピッタリと符合した番組なのかもしれません。

2011年4月23日土曜日

おもちゃをつくるからこそ「任天堂」

なんというかゲームメーカー「任天堂」が心情として好きです。
そんなに勝ち組好きかと言われてしまいそうですが、本当に好きなんだから仕方ないです。
運を天に任せるという由来からして好きです。
遊ぶものを作っているという自負と、だからそんなもんですという感覚が同居しているところが好きです。
本社が東京に行かないところが好きです。
やることが早すぎて失敗することがあるのが好きです。
そしてその失敗を次にキチンと活かすのが好きです。
おもちゃを長い間作り続け、そこから抜け出そうとしないし抜けきらないところも好きです。
ちょっとおしゃれじゃないところも好きです。
結局、子供の遊ぶものが好きだからなのかもしれません。
今もなお子供を忘れない作品を作り続けていることにこそ、私のような者は心惹かれます。

2011年4月21日木曜日

違う視点をもつ大切さ「へなへなコメディ劇場」

NHKでは「NHKワンセグ2」というワンセグのみで見ることが出来る独自のチャンネルがあります。
そこで青山ワンセグ開発という番組が、視聴者投票でみたい番組を決めるというコンペを行っているのですが「へなへなコメディ劇場」は、そんな青山ワンセグ開発第二シーズン挑戦企画の一つです。
R-1ファイナリストになった経験を持つピン芸人ナオユキさんがイラストレーターハピネス★ヒジオカさんとタッグを組んだ作品で、ナオユキさんが世の中のあらゆる出来事にツッコミを入れる漫談が、アニメ化されたものです。
見ている人を笑わせながらナオユキさんは問いかけます。
「その常識は正しいのか」と。
これがナオユキさんの考えや空想をアニメで補完するという形をとっているのですが、これが辛らつでありながらほのぼのと、毒があって愛があるという摩訶不思議な面白さを持つ番組になっているのです。
そして、ラストの話ではナオユキさんの想いは空を飛び越えます……。
常識に囚われていないか違った見方があっていいじゃないか。
たった5分の作品なのですが、見た後にちょっと心が軽くなります。
現在、青山ワンセグ開発の公式サイトや公式の作品としてYOUTUBEに「へなへなコメディ劇場」全3話を見ることが出来ます。
新しい視点を発見してくれるこの作品を是非見てみてください。

2011年4月19日火曜日

ゆるい中にも鋭い嗅覚「モヤモヤさまぁ~ず2」

街歩き番組は多くありますが、その中でも私が好きなのはテレビ東京系バラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」です。
心が「モヤモヤ」してしまうものを探し歩くというコンセプトの元、さまぁ~ずと第3のさまぁ~ずと高く評価されるテレビ東京アナウンサー大江麻理子さんが街を歩くという内容なのですが、ナレーションは「ショウ君」という音声コンピューター。ぶらぶらと3人が街を歩き、出会った人と立ち話をし、食事とあらばテレビのお約束を無視して黙ってむしゃむしゃと食べてしまうという、まあとにかく面白くてゆる~~い番組です。
しかし、これが他のタレントでは面白くならないのです。
それは、3人の「モヤモヤ」に対する嗅覚が素晴らしく人より良いからなのではないかと私は考えます。
普通こうした街歩き番組では、町の良いところ良い人しか紹介しません。
また面白いところを無理に探そうとしても、えてしてそれは面白くならないというのが常です。
だから3人は、無理して面白いことは一切探しません。
しかし、自分の感じた嗅覚に入ってきたものは決して逃さない。
全てアドリブで行うその鋭さには驚嘆するばかりです。
放送するには危険な感じも時には漂うのですが、それは「モヤモヤ」でくるんでしまうという見事さ。
実は「モヤモヤさまぁ~ず2」はかなりシビアな番組なのかもしれません。

2011年4月17日日曜日

瞬きに全てを費やす物語「ファイアーボール」

ファイアボール』とは、ウォルトディズニージャパン製作による1話2分の3DCGアニメ作品です。
2008年4月7日~ 2008年6月30日まで放送され、現在は第2シリーズの『ファイアーボールチャーミング』が放送中です。
しかし私は、放送も完全に終了しDVD発売が決定したというCG広告を目にして『ファイアーボール』を初めて知ったのでした。
ロボットなのにツインテール!主人公ドロッセルのビジュアルの衝撃が凄かったのです。
しかし、そのストーリー内容はそれ以上でした。
メルクール暦48650年。地球であって地球ではないような星で、人類の軍隊とロボット貴族の軍隊は長い間戦争を続けていました……。
そんな背景を抱えながら、ちょっと意地っ張りのツインテールお嬢様ロボットドロッセルと執事ゲデヒトニトス(お嬢様からまともに名前を呼ばれた試しなし!)は、広いお屋敷の中でひたすらドタバタ劇を繰り広げるのです。
はっきりいって物語としては凄く小さいです。
その落差といったらあきれ返るばかりです。
しかし、その内容はSFから古典まで数々のパロディが散りばめられた上に、生きる上での示唆が含まれているという実に噛めば噛むほど味が出るスルメのような番組なのです。
また、そんな小さな物語に費やされた3DCGの迫力や動きといったら素晴らしく、無表情のロボットであるドロッセルやゲデヒトニトスが非常に人間味あふれ愛らしく見えてくるのです。
わずか2分にとんでもない労力をかけて魅せる。
まるで星の瞬きのような物語それが『ファイアーボール』なのです。

2011年4月16日土曜日

古くて新しい番組「ペケポン」

今や看板番組の一つとなった、金曜8時のフジテレビ系ゲーム&クイズバラエティ「ペケ×ポン」が大好きです。
くりぃむしちゅー上田さんを進行役に赤、黄、青、ピンクの衣装をまとった(コーナーごとのコスプレも魅力の一つ)有田さん、タカアンドトシ、柳原加奈子さんレギュラー陣がゲスト達とクイズやゲームで競うのですが(上田さんもたまに緑の衣装で参加)その競技が川柳やなぞかけなどどれも昔ながらのものだというのが興味深いです。
だからこそ、高齢層にも受けたのでしょう。
そしてそれをプレイするのが今をときめく、くりぃむしちゅー、タカアンドトシ、柳原加奈子という若い人達に人気の芸能人だったのというのがポイントでした。
今の感覚で昔を解きほぐす。今活躍している人だからこそ出来る技です。
嗜好が細分化されていく世の中にあって、子供からお年寄りにまで幅広く支持されたペケ×ポンは大きな注目を集めました。
しかし、それもチームワークが無くてはいけません。
もともとペケ×ポンは深夜でトーク番組として始まった番組でした。
(柳原さんは途中から参加)
それがゲーム&クイズ番組に転向し、悪戦苦闘しながらここまでたどり着いたという過程があってこそヒット番組になったのだと思います。
深夜の頃の面影は今のペケ×ポンには見られません。
しかし、その時の経験は確実に今の番組に息づいていると私は思うのです。

天使が見る人の生き様「ドラゴンクエストⅨ」

ニンテンドーDSに舞台を移して創られたドラゴンクエストシリーズ第9作「ドラゴンクエストⅨ」を私は今もプレイしています。
通信機能を使ったすれ違い通信システム、特別な買い物、増えていく宝の地図によるお宝探し、錬金釜によるアイテムづくり……。
やめ時を失うようなシステムが「Ⅸ」には本当に多いのです。
しかし、その「Ⅸ」のストーリーはシステム面に比べてあまり評価されなったような気がします。
太古の昔より人類を影から守り続けてきた天使達。主人公はその天使の一人として生まれます。
成長した主人公は、村の平和を守る守護天使として地上に赴くことになるのですが、ある事件に巻き込まれて……。
天使である主人公が見つめるのは様々な人の生き様です。
映画「ベルリン天使の詩」を私は思い出します。
人ではない者を初めて主人公にして描いたのは人そのものでした。
それはニンテンドーDSで描くにはまだ早すぎたのかもしれません。

2011年4月14日木曜日

全力正統派オタク「アメリカザリガニ」

漫才コンビ「アメリガザリガニ」を初めて見たのはファミ通DVD内のゲーム番組「アメリカザリガニのキカイノカラダ」でした。
テレビゲームが大好きな私は、まずテレビゲームに興味があってアメリカザリガニに偶然出会ったのです。
寝食を忘れてまでゲームをしてしまうローテンションで冷めたボケ担当平井さんに、漫画大好きでハイトーンかつハイテンションなツッコミ担当柳原さん。
2人はこれでもかというぐらい全力でオタクでした。
サブカルチャーの面白さをしっかりと理解し、伝えられる芸能人は正直芸能界でなかなかいないと思います。
アメリカザリガニの2人は紛れも無くその中に入る人達で、現在少年ジャンプの番組やカプコンのモンスターハンターの番組など、サブカルチャーがテーマの番組で主に活動しています。
しかし、そんな2人の漫才は自分達の個性を生かしながらも誰もが楽しめる正統派で……私はその2面性にファンになりました。
2008年漫才アワード優勝は記憶に新しいところです。
また、声優というお仕事も全力でこなす器用な2人が、いつか全国区になってくれることを願わずにはいられません。

2011年4月12日火曜日

初めて成立したTVゲーム的番組「ネプリーグ」

フジテレビ系月曜夜7時に放送している「ネプリーグ」が好きです。
現在のネプリーグがスタートするまで、TVゲーム的番組と呼べる番組はいくつか存在しましたが、どれもヒットしませんでした。
それは視聴者がプレーヤーほど観ていて面白さを感じないというところにあります。
テレビゲームのプレーヤーと視聴者には大きなハードルがあるのです。
そのハードルを取り払うために、ネプリーグは極力難易度を下げました。
五文字、連想、二択など……そのどれもが子供から高齢者まで一般の視聴者が参加出来るようにギリギリまで下げられています。
しかしそこからの難易度の上げ方が本当に絶妙で、違和感が生じないように出来ているのが凄いです。
また、この番組におけるネプチューンの存在はMCではありません。
いつも頼もしいリーダー名倉さん、イメージと違って意外な活躍をする堀内さん、なぜか足を引っ張ってしまう泰造さんと、視聴者にゲームの楽しさを伝える最高のプレーヤーになっているのです。
(視聴者に背を向けているのが何よりの証拠です)
ただ、あまりにも完成されすぎていて、今後発展出来る余地があまり無いというのが欠点といえば欠点だと思います。
どうこの先展開させていくか、それもまた注目だと思います。

2011年4月10日日曜日

敷居が低くて奥が深い「ことばのパズルもじぴったん」

アーケード版に始まり、数多くのハードに移植されたパズルゲーム
ことばのパズルもじぴったん」が好きです。
それぞれのステージごとに決められている文字の集まりから1文字ずつ選び、マスに置いて「ことば」を作っていくゲームなのですが(制限時間内に課題を達成すればステージクリアになります)自分の持っている文字を組み合わせて単語を作って消すという、誰にでも分かる単純さが受けて大ヒットとなりました。
また、組み合わせた文字は辞典などに残っていくというやり込みの楽しさもあり、ゴールが見えないのが本当にうまいと感じさせられます。
私はあまり何文字も繋げられず上手ではないのですが、どれだけ長い単語を作るか、縦横どのように単語を組み合わせるか、非常に戦略性にも富んでいて奥深く、飽きることなく楽しめること請け合いです。
まずはパソコンの無料体験版からはどうでしょうか。
また、ボタン操作が要らないニンテンドーDS版もお勧めです。
様々な単語を覚えることも出来ますし、テレビゲームを体験したことの無い人、テレビゲームが好きではない人も理解してもらえるのではないかと思います。

2011年4月8日金曜日

再びの王道「ドラゴンクエストⅧ」

ドラゴンクエストシリーズ第8作「ドラゴンクエストⅧ」は、その制作をレベルファイブにチェンジし、プレイステーション2に舞台を移した記念すべき作品です。
いまや押しも押されぬ有名企業となったレベルファイブですが、当時は制作を替えて「ドラゴンクエスト」らしさはどうなるのかと、沢山の人が不安になったものでした……。
しかしその不安は全くの杞憂でした。
温かみのあるグラフィックにドラゴンクエストの数々のお約束を散りばめた「Ⅷ」は多くの人に「これはドラゴンクエストだ!」支持されたのです。
ストーリー的には再スタートということもあり王道の物語が繰り広げられたのですが、私が面白いと思ったのは主人公1人に二人のヒロインがいたことです。
一人は仲間となった気の強い少女ゼシカ。
もう一人は仲間であることは変わらないのですが、かな~~りクセの強い方で……ただならぬバッシングが起こったのを記憶しています。
知りたい方はプレイしてみてください。
でも、かなり可愛らしい方だと私は思ったのですが?
それもまた作者堀井雄二さんの思うツボだったのかもしれません。

2011年4月6日水曜日

プレイヤーを裏切るPRG「バテン・カイトス」

ニンテンドーゲームキューブ用オリジナルRPG「バテン・カイトス」は色々な意味でプレイヤーを鮮やかに裏切るRPGでした。
はるかな昔……プレイヤーは、育ての親と弟の仇を探す主人公の少年カラス(今思うとなかなか人をくった名前……)に宿る精霊として様々な指示を出すことになるのですが、主人公とプレーヤーが違う人格だということがミソです。
特別な存在であっても何も自身では出来ない。
そんな精霊が見た世界とはかくも無常で残酷でありました。
しかし、その中での希望を探していくことになるのです。
自分とは違う人格を持った主人公が動くということは、こんなにも新鮮な気持ちにさせられるのかと驚いたのを今でも覚えています。
なぜそう思ったのかは、プレイして体験してみてください。
ゲームキューブソフトはWiiでもプレイすることが出来ます。
また、バテン・カイトスの世界で「マグナス」と呼ばれるカードを使って戦闘をするというのもとても新鮮でした。
なにしろこのマグナス(カード)には「ナマモノ」ともいえる物もあり、時間が経つと刻々と変化していくのです。
おかげでマグナスを何度腐らせたことか……。
おまけにこれはシステムの問題なのですが、カードの戦闘が長いです。
はっきりいって、両方の面でこんなにプレーヤーに優しくないRPGは他に無いかも知れません。
しかし、ラストにカラス達キャラクターとこんなにも別れ難い気分にさせてくれたという忘れがたい稀有なRPGでした。
(ちなみにバテン・カイトスとはくじら座のζ星。アラビア語でくじらの腹というそうです)

2011年4月4日月曜日

出来ないからこそ憧れる「パズルゲーム」

パズルゲームが下手なのに好きです。
パズルの本やおもちゃやテレビゲームや様々なものがありますが、1人で出来て反射神経を使わず熟考できるものが特に好きです。
また、作り手のセンスを感じさせるデザインを持つパズルゲームも好きです。
でも、自分にどうも論理的に解明するという思考が出来なくて感覚で解いてしまっては行き詰まり……あきてしまうことも多いです。
時間潰しに過ぎないのではと冷めてしまうこともあります。
しかし、論理的かつ戦略的に解くという行為が出来る人をカッコいいという憧れは止まらないでいるのです。
でも、プレイして自分にはそういうカッコいい戦略は先天的な才能が無くては無理なのだなとつくづく感じます……。
それでもついコレクションしたくなり、安く面白いパズルゲームはないかとネットで探すことが止められません。
未だにわくわくしながらチェックは入れています。
自分に無いものだからこそ憧れるものなのかもしれません。

2011年4月2日土曜日

意味の無いことに挑んだ「トリビアの泉」

一大ブームを呼んだフジテレビ系バラエティ番組「トリビアの泉」が好きでした。
実用性のある情報番組が隆盛を誇っていた当時に「トリビア=ムダ知識」を大真面目に宣言して検証するという異色さにしびれました。
世の中への一種のカウンターパンチだったと思うのです。
高橋克美・八嶋智人というダメな上司と出来のいい部下という設定の司会も面白かったですし、中江真司さんのナレーションと間は笑いをとる上で絶妙も絶妙、本来ならクイズ番組になるところを「へぇ」ボタンという発明によってムダ知識を味わうという新しさも目を引きました。(タモリさんの途中加入は賛否ありましたが、雰囲気を壊すようなことはしていなかったと思います)
本当に役に立たないことだらけでしたが、「実用かどうかが問題ではないのだ」という知ることの楽しさがそこにはありました。
「トリビアの泉」自体かなりの手間をかけた番組で、週間放送という形の負担にスタッフが耐えられず幕を下ろしましたが、今もムダ知識を「トリビア」と言ったり、ボタンを叩いて点数を表したり、ムダ知識をゆっくりテロップに出してみたり、未だにバラエティのところどころに「トリビアの泉」のカケラを感じます。
それだけ「トリビアの泉」の影響力は絶大だったのだと今もなお思うのです。