2011年4月19日火曜日

ゆるい中にも鋭い嗅覚「モヤモヤさまぁ~ず2」

街歩き番組は多くありますが、その中でも私が好きなのはテレビ東京系バラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」です。
心が「モヤモヤ」してしまうものを探し歩くというコンセプトの元、さまぁ~ずと第3のさまぁ~ずと高く評価されるテレビ東京アナウンサー大江麻理子さんが街を歩くという内容なのですが、ナレーションは「ショウ君」という音声コンピューター。ぶらぶらと3人が街を歩き、出会った人と立ち話をし、食事とあらばテレビのお約束を無視して黙ってむしゃむしゃと食べてしまうという、まあとにかく面白くてゆる~~い番組です。
しかし、これが他のタレントでは面白くならないのです。
それは、3人の「モヤモヤ」に対する嗅覚が素晴らしく人より良いからなのではないかと私は考えます。
普通こうした街歩き番組では、町の良いところ良い人しか紹介しません。
また面白いところを無理に探そうとしても、えてしてそれは面白くならないというのが常です。
だから3人は、無理して面白いことは一切探しません。
しかし、自分の感じた嗅覚に入ってきたものは決して逃さない。
全てアドリブで行うその鋭さには驚嘆するばかりです。
放送するには危険な感じも時には漂うのですが、それは「モヤモヤ」でくるんでしまうという見事さ。
実は「モヤモヤさまぁ~ず2」はかなりシビアな番組なのかもしれません。