ニンテンドーDSに舞台を移して創られたドラゴンクエストシリーズ第9作「ドラゴンクエストⅨ」を私は今もプレイしています。
通信機能を使ったすれ違い通信システム、特別な買い物、増えていく宝の地図によるお宝探し、錬金釜によるアイテムづくり……。
やめ時を失うようなシステムが「Ⅸ」には本当に多いのです。
しかし、その「Ⅸ」のストーリーはシステム面に比べてあまり評価されなったような気がします。
太古の昔より人類を影から守り続けてきた天使達。主人公はその天使の一人として生まれます。
成長した主人公は、村の平和を守る守護天使として地上に赴くことになるのですが、ある事件に巻き込まれて……。
天使である主人公が見つめるのは様々な人の生き様です。
映画「ベルリン天使の詩」を私は思い出します。
人ではない者を初めて主人公にして描いたのは人そのものでした。
それはニンテンドーDSで描くにはまだ早すぎたのかもしれません。